年代別の看護師転職

20代後半の看護師転職マニュアル!行ってはいけないこと6つ

当ページには広告リンクが含まれます。

株式会社pekoが運営する「看護師転職ガイド」は、複数の企業と提携しており、当サイトの記事にて紹介したサービスが登録申し込みされた際に、各企業から支払いを受け取ることがあります。ただし、当サイト内に掲載するサービスの評価やランキングに対しては、提携の有無・支払いの有無が影響を及ぼすことはございません。
なお、閲覧ユーザーの方に課金を求めるサービスの掲載は行っておりません。 また、当サイトで得た収益は、看護師の方々に役立つ情報やコンテンツを提供することでも活用・還元しており、「コンテンツポリシー」を定め運営しております。

20代後半(25歳~29歳)の看護師は、看護歴が4年目、5年目以降となる場合が多く、非常に転職が頻繁に行われる時期といえます。

また、キャリアアップもキャリアステップも、ライフスタイルの変化も多く起こるため、忙しい時期となります。

20代後半で転職する看護師の方に向けて、転職で行ってはいけない6つのこと、おすすめの看護師転職サイト、20代後半の看護師転職を成功させるポイントなどを解説していきます。

執筆・監修
監修・執筆者

目次

20代後半は一番看護師転職を考える時期

20代後半は一番看護師転職を考える時期

20代後半の看護師は看護経験(臨床経験)が4年目、5年目以降となる場合が多いため、病院・施設の雇用者にとっては最も魅力的な年代となり、看護師自身も転職を考える時期となります。

しかし、本当に20代後半で看護師として転職している看護師は多いのでしょうか

看護師年齢別の転職割合(就職者数)

平成30年のナースセンターが出している「看護職の求職・求人・就職に関する分析報告書」では以下のような結果が出ています。

24歳以下3.6%(2,439人)
25~29歳10.2%(6,878人)
30~34歳10.4%(7,013人)
35~39歳12.9%(8,692人)
40~44歳15.7%(10,591人)
45~49歳14.9%(10,083人)
50~54歳12.9%(8,722人)
55~59歳8.8%(5,966人)
60歳以上10.7%(7,213人)

ナースセンターは日本看護協会が厚生労働省から指定を受けて運営している就職相談窓口であり、面談での相談が基本のため、利用する年齢も高くなっている傾向があります。

ここで注目しておきたいことは、30代の看護師はもちろんのこと、40代や50代の看護師、60代の看護師でも転職を行っており、働いているという点です。

そのため、看護師免許を持っており、看護師として転職する場合には年齢制限はほとんどなく、一般的に転職に不利・有利である年代は、あまりないと考えておきましょう。

20代後半からは自分のタイミングで転職を

看護師として臨床経験が4年目、5年目を超えた場合、転職は自分のタイミングで行うことが一番良いと言えます。

つまり、20代後半でおすすめの転職時期やタイミングは自分自身です。

20代後半の看護師は、転職できる病院・施設の選択肢が多く、迷うケースも多いため、じっくり検討して転職を行いましょう。

また、新しい分野にチャレンジするのも20代後半で転職を行っていたほうが、先輩看護師に聞きやすいと言えるでしょう。

美容クリニックへの転職は注意すること

看護師求人の募集要項に年齢制限を設けている場合は「募集・採用における年齢制限禁止」により、少ないといえます。

しかし、美容外科、美容皮膚科のクリニックの場合、面接後に内定を貰えるかというと、「美しくなりたい」「綺麗になりたい」と考える「お客様」が対象となるため、採用に看護師の年齢が大きく関係する場合があります。

そのため、実際に40代や50代の看護師が採用されることは少ないでしょう。

そのため、20代後半での転職がベストともいえます。

利用者は患者ではなくお客様となり、美を追求して訪れる場合が多いため、看護師の容姿や年齢も採用するかどうかの判断材料となる場合がほとんどです。

20代後半でチャレンジできない場合は、遅くとも30代前半までには、一度転職を検討すると良いでしょう。

美容クリニックに関しては、以下から詳細を確認してください。

美容クリニックへの転職

20代後半の看護師転職で行ってはいけない6つ

20代後半の看護師転職で行ってはいけない6つ

20代後半の看護師転職の場合、「転職が初めて」という方も多く、20代後半の看護師転職で行ってはいけないことを説明していきます。

1.今後のライフイベントを考慮しない

20代後半の看護師の場合、以下のライフイベントを考えなければならず、考慮しない職場選びは転職を繰り返す原因となります。

婚約・結婚・日勤のみの働き方に変更できる職場
・短時間勤務などを行っている職場
・時間に融通が利く職場など
結婚による
引っ越し
・グループが多い病院・施設など
妊娠・出産・院内の保育所完備
・出産後の復帰率が高い職場

もしも、結婚等の予定がない場合でも、勤務時間に融通が利く職場や、保育所完備している病院なども検討した方が良いでしょう。

20代後半はライフイベントが繁盛に起こることを理解し、今後のライフプランを検討しながら転職先を決めることが大切です。

2.看護師のキャリアプランを考えない

20代後半の看護師になると、行いたい看護や分野などがぼんやりと見えてくる方も多いのではないでしょうか。

また、キャリアプランが考えられない方でも、新しいチャレンジを行う最適な時期になるので、自身のキャリアプランを検討しましょう。

どのような退職理由でも、転職時にキャリアプランを持って活動することで、今後の看護人生につながる転職が可能になります。

不十分と考える方は「看護師転職前の自己分析!あなたは転職する必要がある?目的を明確にする」を参考に自己分析を行っておきましょう。

3.希望条件だけで転職先を判断する

20代後半の看護師は、自身の待遇改善や、年収アップ、キャリアチェンジなどが理由で転職を行う傾向にあります。

上記のような希望条件のみではなく、

  • 福利厚生は良いかどうか
  • キャリアアップが可能かどうか
  • 有給休暇が取りやすいかどうか
  • 労働環境・人間関係は問題がないかどうか

以上のことは必ず条件に入れ検討しておきましょう。

勤務時間や、それに見合った年収などに目が行ってしまいますが、長く働くことや、新しいステップアップを考えることで、より良い転職活動が行えるようになります。

4.今までの勤務先での当たり前を信用する

例えば、公的病院(公立病院)などに勤務していた場合、

  • 病院の福利厚生はこれぐらい整っていて当たり前
  • 残業はなるべく行わないことが当たり前
  • 残業手当は15分刻みが当たり前
  • 看護職は看護師の仕事のみを行うことが当たり前

以上のような「当たり前」だと思うことで、転職時の条件をチェックせずに職場を決定してしまう方が、20代後半で初めての看護師転職の場合に多いです。

これは、他の職場を見たことがないために看護師転職で起こることです。

そのため、今までの勤務先での当たり前を信用することなく、確認することを心がけてください。

5.転職中のビジネスマナーを守れない

看護師転職には以下のビジネスマナーがあり、初めての転職活動の場合は守れない看護師が多いと言えます。

  • 応募書類・履歴書等のマナー
  • 面接でのマナーや服装のマナー
  • 電話連絡・メールなどのマナー

20代後半になると、ビジネスマナーはできて当たり前となるため、不安な方はしっかりと確認しておきましょう。

6.第三者に相談せずに1人で転職活動する

20代後半で看護師転職する場合、必ず第三者に相談をすることをおすすめします。

同じ職場の同僚に相談することはNGですが、友人・知人や家族、又は看護師転職サイト(看護師専用の転職エージェント)の担当者などに、必ず相談を行いましょう。

看護師として一人前の20代後半ですが、転職に関しては不慣れな場合がほとんどです。

また、1人で転職活動を行うことで情報の偏りが出てしまい、情報収集不足で失敗する原因を作ってしまいます。

そのため、転職を経験している第三者か、プロに転職活動のサポートを依頼しましょう。

20代後半の看護師におすすめの転職サイト

20代後半の看護師におすすめの転職サイト

20代後半の看護師におすすめの看護師転職サイト(看護師専用の転職エージェント)を3つご紹介します。

おすすめするポイントとしては、以下の通りです。

  • 転職のノウハウがしっかりしている
  • ビジネスマナーのサポートをしてくれる
  • 看護師転職サポートが充実している
  • 様々な病院・美容クリニック・施設の求人を保有している

以上の点が以下3つをおすすめする理由となります。

状況に合わせて、2つ程度登録を行い比較しながら転職活動を進めてください。

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)

転職相談面接対策条件交渉退職相談
2重丸2重丸2重丸2重丸
サイト名レバウェル看護(旧:看護のお仕事)
運営会社レバレジーズメディカルケア株式会社
公開求人数153,588件
(2024年4月1日時点)
非公開求人豊富
対応職種正看護師、准看護師、助産師、保健師
対応 雇用形態常勤(夜勤有り)、日勤常勤、夜勤専従常勤、夜勤専従パート、非常勤、派遣、紹介予定派遣
対応施設総合病院、一般病院、クリニック、特別養護老人ホーム(特養)、訪問看護、有料老人ホーム、デイサービス、重症心身障害者施設、保育園、検診センター
対応 診療科目内科、精神科、心療内科、小児科、外科、整形外科、皮膚科、産婦人科、眼科、歯科、美容外科、美容皮膚科
対応配属先病棟、外来、施設、訪問、手術室(オペ室)、透析、内視鏡
対応エリア北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴・看護師の転職求人が豊富
・転職支援サービスが手厚い
・転職の相談から行える
・院内・施設内情報に強い

どの転職会社よりも公開している求人が豊富で、公開されている看護師も定期的に更新されています。病院やクリニック・美容クリニック、介護施設に看護師転職を考える場合は必ず利用しておきましょう。

おすすめする理由

「レバウェル看護(旧 看護のお仕事)」は看護師転職の相談から、退職の相談も行える幅広いサービスを展開している看護師転職サイトです。

そのため20代後半で特に初めての転職や、第三者の意見が欲しい、院内情報を知りたい看護師には特におすすめです。

企業系以外の看護師求人は一通り保有しており、病院・クリニック・美容クリニックには強いので、このような職場を考える看護師には推奨します。

公式サイト:https://kango-oshigoto.jp/

マイナビ看護師

マイナビ看護師

転職相談面接対策条件交渉退職相談
2重丸2重丸2重丸2重丸
サイト名マイナビ看護師
運営会社株式会社マイナビ
公開求人数81,127件
(2024年4月1日時点)
非公開求人とても豊富(保有求人全体の約40%非公開)
対応職種正看護師、准看護師、助産師、保健師、ケアマネジャー
対応 雇用形態正社員、契約社員、パート・アルバイト、業務委託その他
対応 勤務形態常勤(二交替制)、常勤(三交替制) 、夜勤なし、夜勤専従
対応施設病院、クリニック・診療所、美容クリニック、施設、訪問看護ステーション、看護師資格・経験を活かせる一般企業、治験関連企業(CRA、CRCなど)、保育施設 、その他
対応 診療科目美容外科、小児科、産科、婦人科(レディースクリニック)、整形外科、循環器内科、心療内科、消化器外科、心臓血管外科、スポーツ整形外科、脳神経外科、眼科、形成外科、消化器内科、歯科、精神科、血液内科、外科、内科、神経内科
対応配属先病棟、外来、手術室、内視鏡室、ICU、透析、救急外来、訪問看護、管理職の仕事
対応エリア北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴・転職の相談から行える
・キャリアアドバイザー親切丁寧
・退職交渉も可能
・企業系のレア求人を豊富に保有

看護師転職サイトの中でも担当者(キャリアアドバイザー)が「転職が良く分からない」「悩みがある」などの転職の相談から受けてくれることが一番の特徴です。また、情報収集に利用するだけでも現在の看護師市場の説明を行ってくれます。

おすすめする理由

「マイナビ看護師」は規模の大きな病院や企業系の求人が豊富なため、特にキャリアアップを考えている20代後半の看護師の方におすすめです。

担当者も全国丁寧に対応してくれるため、利用する看護師の不満も少なく、スムーズに転職活動をサポートしてくれます。

また、担当者から提案される非公開の求人も豊富なため、上記の「レバウェル看護(旧 看護のお仕事)」と同時に利用しておきましょう。

公式サイト:https://kango.mynavi.jp/

MCナースネット

MCナースネット

転職相談面接対策条件交渉退職相談
2重丸マルマル三角
サイト名MCナースネット
運営会社株式会社メディカル・コンシェルジュ
公開求人数18,544件
(2024年4月1日時点)
非公開求人とても豊富
対応職種正看護師、准看護師、助産師、保健師
対応 雇用形態常勤、派遣、非常勤・パート、委託
対応施設病院、クリニック、訪問看護、デイサービス、訪問入浴、介護施設、企業、コールセンター、ツアーナース、巡回健診、学校・保育園、行政、イベント、薬局、その他
対応エリア北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴・全国26拠点
・派遣と常勤(正社員)求人に強い
・全国の求人が豊富
・基本的にほとんどが非公開求人

メディカルコンシェルジュが運営するMCナースネットは、特に派遣、常勤(正社員)の看護師求人に強く、全国26拠点に展開しています。派遣の場合、登録後は近くの支店に出向き説明を受けます。その後、専用の求人情報システムを使って、好きな派遣に応募することが可能です。

おすすめする理由

「MCナースネット」をおすすめする理由としては、20代後半でキャリアに悩んでいる方や、新しい分野にチャレンジしたい場合、派遣・パート・正社員の働き方が準備されている看護師転職サイトだからです。

自分に合う看護分野か分からない場合は、派遣で一度経験を積むことができ、派遣から正社員の転職もサポートしているため、看護師のライフスタイルやキャリアプラン、ライフイベントに合わせて仕事が行えます。

また、保健師の経験を積みたい場合も、こちらで経験を積むことができ、将来的に保健師の正社員求人への応募へもつながります。

公式サイト:https://mc-nurse.net/

20代後半に多い看護師の転職理由

20代後半に多い看護師の転職理由

20代後半の看護師に多い転職理由を解説していきます。

看護師全体の退職理由に関しては「病院に勤務する看護師の退職理由の本音!逃げた転職では失敗する?」を参照してください。

今の職場が忙しすぎるため

20代後半の看護師は、夜勤にもすっかり慣れてリーダーをするなど責任ある業務も増えてきます。

後輩の教育もしながら問題なく様々な業務をこなすことができていたとしても、多量の業務にストレスや疲労が蓄積し、十分な休憩や休みがとれないことで身体に影響を及ぼすこともあります。

そのため、スタッフが充足しており、有給休暇もとることができるような職場環境が整ったところへ転職したいと思うようになる20代後半の看護師が多いです。

また、プライベートを充実させたいという理由での転職も増えてきます。

ライフスタイルの変化のため

20代後半になると、徐々に結婚をする看護師も増え、その後妊娠、出産とライフスタイルが変化していく時期です。

結婚を機に家事との両立をする為、日勤だけの職場へ転職する看護師や、長きにわたって働くことを見越した上で子育ての支援体制が充実した職場へ転職する看護師もいます。

例えは、日勤のみで自宅近くの職場に勤め、家事と仕事の両立を図るためクリニックへ転職するなどです。

待遇改善・給与アップのため

1人前の看護師になり、仕事がバリバリできるようになる20代後半になると、後輩の教育など仕事量の多さに対する給料の額に不満を感じるようになることがあります。

また、友人・知人から聞いた待遇面での不満も増えてくる時期となります。

看護師求人を見てみると、即戦力として働ける看護師を高い給与で募集していることもある為、給料アップを理由に転職する看護師もいます。

しかし、給与目的だけで転職した場合、人間関係や院内環境にある問題を見逃してしまう傾向があり、出戻り転職を行う場合もあるため、注意してください。

キャリアチェンジのため

20代後半の看護師になると、自身が行いたい看護や分野が見つかり、キャリアチェンジのために転職する看護師も増えてきます。

例えば、小児看護を行いたいために、外科看護を5年経験した後、小児科に力を入れている病院へ転職するなどです。

看護師として臨床経験を積んでいる場合、働く場所に困ることはあまりありませんので、専門性を学びたいのであればその専門に特化した職場への転職、資格取得を望んでいるのであればそれに対し理解のある職場へ転職することが良いでしょう。

体調不良のため

20代後半の看護師になると、今まで無理をして仕事を行っていた疲れが出てくる時期となります。

特に夜勤や、人間関係からくる心身の不調などです。

まだ、頑張ることができる年代だと言えますが、常に無理をしていると回復に時間がかかることや、慢性化してしまうため、体調を元に戻すために転職する看護師も多いと言えます。

部署異動のため

20代後半になると、規模の大きな病院の場合には部署異動を経験します。

(看護師3年目の終わりくらいから6年目あたりが多くなります。)

希望の部署ではない場合や、同じ病院内で異動をするくらいなら他の病院で働いてみたいと考える看護師も増え、転職する理由の一つとなります。

プライベートを充実させたいため

20代後半の看護師の場合、看護師としてすでに一人前に仕事が出来る方が多く、忙しい看護師の仕事は辞めて、プライベートを充実させるために、職場を変更したいと転職を考える方も少なくありません。

実際に、平成29(2017)年度に内閣府が全国の16歳から29歳までの男女(有効回答数10,000)を対象に行った「就労等に関する若者の意識調査」によれば、69.4%の働く若者女性は「仕事よりも家庭・プライベートを優先する」と回答しています。

プライベートを優先させるための看護師転職の場合は一度「プライベートが重視できる看護師の職場6選!充実するための転職希望条件」を確認しておきましょう。

20代後半の看護師は面接時にどう見られる?

20代後半の看護師は面接時にどう見られる?

20代後半の看護師は、採用担当者・面接官にどのように見られるのでしょうか。

一般的な面接対策は「看護師転職時の面接対策まとめ!準備しておくことや流れ・マナー」を確認いただき、20代後半看護師での転職面接のポイントをご紹介します。

夜勤ができる即戦力の看護師

20代後半の看護師は、まだ若く新しい職場の業務の行い方にもすぐ慣れ、体力もある為夜勤やハードな業務もこなすことができると見られています。

そして看護師としての実務経験もある程度積んで一人前となっている為、即戦力として働いてくれることを期待される可能性が高いでしょう。

そのため、20代後半の看護師は「看護師の仕事が出来て当たり前である」と思われる傾向が強いため、注意が必要です。

ポイント解説

看護師の転職はいわば、「お見合い」のようなものです。

相手が「即戦力」「夜勤もバリバリ行ってほしい」と思っている場合でも、自分の希望条件や転職先に求めることを明確にして職場選びを行いましょう。

そのため、希望条件に合う転職先を見つけることが一番良いでしょう。

なぜ前職を退職したのだろうか

20代後半の看護師でも、前職を退職した理由が納得できるものでなければ、「なぜ前職を退職したのだろうか」と疑問に思われることがあります。

例えば、結婚、出産、引っ越しなどライフスタイルの変化による転職やキャリアアップなどポジティブな転職の場合は、思われることがありません。

しかし、仕事が忙しいからという理由や人間関係がよくないからというネガティブな理由は伝えるだけ損になります。

そのため「看護師面接時の退職理由はどう伝える?好印象の伝え方<例文集>」を参考にネガティブな理由もポジティブな理由に変換して伝えることを心がけましょう。

妊娠・出産などで退職するのではないか

面接時、女性看護師に妊娠や出産に関することを質問することは面接官のマナー違反です。

聞かれることはありませんが、20代後半で独身女性の場合「妊娠・出産で退職・休職をするのではないか」と思われてしまう場合があります。

採用側としては、即戦力として働いてほしい思いもあるので、ライフスタイルが変化するかもしれないという先入観を持たれます。

ポイント解説

履歴書の志望動機に長く働くことをアピールすることや、職務経歴書で自己PRすることで、面接官の不安を回避しておきましょう。

面接時に自分から「長く勤務したいと考えている」ことを伝えても構いません。

また、ストレートに「結婚してお子さんについてどう考えていますか?」聞かれてしまう場合、男女雇用機会均等法に抵触するとともに、セクハラにも該当します。

そのような職場に転職することは、やめましょう。

20代後半の看護師転職を成功させるポイント

20代後半の看護師転職を成功させるポイント

20代後半の看護師転職を成功させるためのポイント・アドバイスを説明していきます。

転職活動の流れやスケジュールを確認すること

20代後半の看護師転職の場合、働きながら転職活動を行う場合も多く、転職のスケジュールや計画を明確にしておくことが大切です。

例えば、以下の3ヶ月で転職するプランを見てみましょう。

看護師転職するスケジュールと期間

働きながら転職活動を行う場合、かなりハードなスケジュールとなりますので、自分に合う計画を立てましょう。

詳しくは以下も参照してください。

転職スケジュールと期間を解説

自己分析は改めて行おう

20代後半の看護師転職の場合「選択肢が豊富であるため方向を見失ってしまうこと」が多く悩んでしまいます。

そのため、転職する理由と転職するための目標(転職先に求めるもの)を明確にしておきましょう。

自身の転職活動の軸となるものが「自己分析」となります。

20代後半の看護師のキャリアプランを決める大切な転職活動となりますので、入念に行いましょう。

看護師転職前の自己分析!

入職前に病院・施設見学を行うこと

転職だからこそ、病院・施設等の見学は入念に行い、働くことに適した職場かどうかを確認しておきましょう。

働き方改革等の影響で「ブラック病院」や「ブラッククリニック」と呼ばれる病院・診療所は少なくなりましたが、働く看護師が疲弊している場合もあります。

そのため、病院・施設見学は時間を作り必ず行うようにしましょう。

転職・中途採用向けの病院見学ガイド

雇用条件をしっかりと確認すること

雇用条件とは、内定時に同意をする「雇用契約書」又は「雇用条件通知書」を指します。

基本的にはこちらに記載があることが雇用されるための条件になるため、

  • 雇用条件に抜けがないか
  • 口頭で言われた条件が記載されているか
  • 確認したい雇用条件はないか

以上、必ず確認してください

看護師転職である失敗理由として必ず上がるものは、「雇用条件が違った」という理由です。

これは確認を怠った場合に起こりえる場合が多く、繰り返し確認が必要であることを覚えておきましょう。

妊娠予定がある場合は妊娠の1年前に活動を行う

結婚や出産予定(希望)がある場合は、1年前に転職活動を行い、新しい職場に入職しておくことがベストです。

理由としては、育休制度(育児休業)は、新しい職場に入職後にすぐに取得できるものではないからです。

育休(育児休業)取得に関しては「労使協定」で定められている場合が多く、「入社後1年以上勤務すること」などが定めれている場合が多いと言えます。

労使協定は、病院・施設の使用者と、労働者の過半数による労働組合(組合がない場合、労働者の過半数代表者)との間で結ばれる、書面による協定のことをいいます。(Wikipedia

詳しくは「厚生労働省:あなたも取れる産休Q育休」を参照してください。

良くある質問

厚生労働省が発表した「看護職員就業状況等実態調査結果(平成22~平成23年)」によると、就業中の看護職員の転職回数は以下のような結果となっています。

0回45.2%(7,861人)
1回24.0%(4,174人)
2回14.1%(2,453人)
3回7.9%(1,382人)
4回3.7%(639人)
5回以上3.4%(597人)
無回答1.6%(278人)

そのため、20代後半の看護師としては2回以上の転職経験がある場合は、多いと言えます。

20代後半の看護師の場合、ライフイベントによる転職も多いため、自分のタイミングが一番おすすめの時期となります。

ただし、妊娠・出産を考えている場合は、希望日の1年前には転職しておくことをおすすめします。

理由としては、育児休暇(育児休業)が取得できないためです。

看護師免許を持っていれば、臨床経験に関係なく、看護師として転職は可能です。

しかし、看護師求人の募集要項には「臨床経験3年以上」の経験を求められる場合があり、3年未満での転職は職場選択の幅が狭くなる可能性があります。

もちろん可能です。

クリニックや介護施設等に年齢制限はなく、子育て中の看護師や、独身の看護師でも20代で働いている方は多くいます。

そのため、年齢関係なく希望する職場を選択しましょう。

まとめ

20代後半の看護師は、ライフスタイルの変化や、キャリアアップを検討する適齢期であり、仕事でも責任・業務量も増える時期です。

そのため、転職を考えることが多く、様々な理由で退職をする看護師が多いといえます。

20代後半の看護師が転職で注意したいことをまとめると以下の通りです。

  1. 転職は自分のタイミングで転職すること
  2. 美容クリニックは30代前半までに検討すること
  3. 今後のライフイベントを考慮した転職を行うこと
  4. 今後のキャリアプランも考えること
  5. 希望条件だけで転職先を判断しないこと
  6. 今までの勤務先での当たり前を信用しないこと
  7. 転職中のビジネスマナーを守ること
  8. 第三者に相談し、転職活動を行うこと
  9. 転職活動の流れやスケジュールを確認すること
  10. 自己分析は改めて行うこと
  11. 入職前に病院・施設見学を行うこと
  12. 雇用条件をしっかりと確認すること
  13. 妊娠予定がある場合は妊娠の1年前に活動を行うこと

20代後半の看護師転職は病院・施設に需要が多くあり、比較的簡単に転職できる看護師も多く、だからといって安易な気持ちで転職するのではなく、自分がどんな看護を行っていきたいか、どんな看護師になりたいかをもう一度よく考えてビジョンを明確にしてから慎重に転職先を選びましょう。

今後のことをしっかりと考えて最も自分に適した転職先を見つけ出すことが大切です。

このサイトの運営者情報

運営会社株式会社peko
会社ホームページhttps://peko.co.jp/
所在地〒107-0052 東京都港区赤坂3丁目1-16 BIビル6F
代表取締役辻 昌彦
設立2015年6月
資本金14,000,000円
事業内容
  • 有料職業紹介事業
  • キャリアメディア事業
  • インターネット広告事業
  • SEOコンサルティング事業等
厚生労働大臣許認可有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-314509
(厚生労働省職業安定局: 職業紹介事業詳細
特定募集情報等提供事業:51-募-000760
連絡先03-5324-3939 (受付時間:休日、祝日を除く10:00~17:00)
お問い合わせhttps://peko.co.jp/inquiry
監修者情報著作者・監修者情報・コンテンツポリシー

参考文献等

総合監修者

キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花

キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花

新卒で東証スタンダードに上場している会社に入社し、個人事業主・税理士などの経理・税務サポートを担当後、半導体・電子部品等の最大手(東証プライム上場)に転職し、営業支援に従事する。その後、ベンチャー企業での経理・採用経験を経て、2019年から株式会社pekoにて、キャリアアドバイザーとして看護師の転職支援を始め、多くの転職者のサポートを担当中。

関連記事

最新コンテンツ

看護師の転職準備

看護師の転職準備

看護師の転職求人

看護師転職求人

看護師の転職サイト

看護師転職サイト

看護師の転職必要書類

看護師の履歴書

看護師の病院見学(転職時)

看護師の病院・施設見学

看護師の面接対策

看護師の面接対策

看護師の退職

看護師の退職

看護師の内定・入職

看護師の内定・入職

看護師の転職後

看護師転職後の悩みやトラブル

看護師の年代別転職

年代別看護師転職

看護師のライフスタイル別転職

看護師のライフスタイル別転職

看護師の勤務先別転職

勤務先別の看護師転職

看護師の診療科別転職

診療科・部署別の看護師転職

現役看護師「なるにわ」ガイド

現役看護師の「なるには」ガイド

看護師派遣

看護師の派遣

TOP

株式会社peko

法人番号:4010001168708

〒107-0052 東京都港区赤坂3丁目1-16 BIビル6F

株式会社pekoは、厚生労働大臣より有料職業紹介事業の許可うけ、人材紹介・転職支援サービス関連等を提供している企業です。

職業紹介事業者許可番号:13-ユ-314509

当サイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。