
Bingウェブマスターツールの使い方を引き続き説明していきます。今回はレポート&データの説明になります。BingのSEOを行う上での重要なウェブサイトの分析になるので、しっかりとチェックしておきましょう。
Bingウェブマスターツールの基本的な設定に関しては、前ページの「Bingウェブマスターツールの使い方「自分のサイトの設定」【保存版】」を確認してください。項目はわかりやすいように以下の内容で報告しています。
- 重要度1:★☆☆☆☆ おそらく重要ではない
- 重要度2:★★☆☆☆ 人によっては重要になりえる
- 重要度3:★★★☆☆ 必要かもしれないのでチェック
- 重要度4:★★★★☆ ほぼ全員が確認した方が良い
- 重要度5:★★★★★ チェックし行動した方が良い
このような形で重要度を記載しておきます。必要なものだけチェックしてみてください。
【目次】(第二章)レポート&データ
- 2-1.ページ トラフィック(重要度4:★★★★☆)
- 2-2.インデックス エクスプローラー(重要度3:★★★☆☆)
- 2-3.キーワード検索(重要度4:★★★★☆)
- 2-4.SEO レポート(重要度5:★★★★★)
- 2-5.インバウンド リンク(重要度4:★★★★☆)
- 2-6.クロール情報(重要度4:★★★★☆)
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レポート&データについて
今回説明をするレポート&データの管理画面のトップページとなります。Bingの検索エンジンにおけるウェブサイトに関する活動データのすべてが確認することができます。レポート&データでは以下の内容を確認することが可能になります。
- クリック数
- 表示件数
- クロールしたページ
- クロールエラー
- インデックス付きページ数
このような形で、ウェブサイトを分析することができます。インデックス付きページ数で、Bingにインデックスされていないページに関しては前章の「1-2.URL の送信」でBingにインデックス化を促すことが可能です。
(当たり前ですが、ウェブサイトを登録した日からのデータになりますので、所有のウェブサイトは登録だけでもしておくことをお勧めします。)
2-1.ページ トラフィック 重要度4:★★★★☆
ページのトラフィックでは、Bingの検索結果で表示される上位のURLを表示されています。Googleより便利かもしれませんね。以下の内容が分かります。
- クリック数:そのページをクリックされた数
- 表示回数:Bingの検索エンジンの一覧に表示された数
- クリックスルー率:CTRのことではなく、検索総数に対し実際にクリックされた回数の割合
- クック数平均順位:表示回数平均順位
ビューをクリックすることで、Bingの検索結果に対してのクリック数平均順位などが明確にわかるようになっているので便利です。
使い方
- Bingのオーガニック検索におけるウェブサイトの上位ページがわかる
- ウェブページ別のBingでの平均順位が分かる
2-2.インデックス エクスプローラー 重要度3:★★★☆☆
インデックスエクスプローラーでは、登録したウェブサイトの(Bignが認知している)ディレクトリ構造を確認することができます。また、各フォルダ・ページ毎の設定を確認変更することができます。見ることができるフォルダと項目は以下の通りです。
- コンテンツが入ったフォルダ
- 301リダイレクト
- 404エラー
- マルウェア感染
- robots.txt によって除外
また、各フォルダ・ページ毎の詳細は以下の通り確認することができます。
- 表示件数
- クリック数
- 最終クロール日
- HTTPコード
- ドキュメントサイズ
- インバウンドリンク数
などまでわかります。
使い方
- ウェブサイトのディレクトリ構造が確認することができる
- 各フォルダ・ページ毎の設定を確認変更することができる
2-3.キーワード検索 重要度4:★★★★☆
登録したウェブサイトの中で、Bingの検索結果に表示されるキーワードの表示回数とクリック数が分かるものです。ページトラフィックと違い、キーワードで分析することができます。
また、そのキーワードで上位表示されているページも「提供ページのビュー」をチェックすることで、以下のように表示されます。
クリック数や表示回数などは先ほどのページトラフィックで説明した内容と同様になります。
使い方
- 登録したウェブサイトのBingの検索結果に表示されるキーワードの表示回数とクリック数が分かる
2-4.SEOレポート 重要度5:★★★★★
この項目はBingにウェブサイトをした段階ですべての人にチェックしてもらいたい項目になります。BingがSEO修正候補を教えてくれるものです。登録後のチェックと、定期的なチェックは行う必要があります。確認されているSEOレポート項目は以下になります。
- img タグで ALT 属性が定義されていません。
- HTML の評価サイズが 125 KB を超えるものと予想されるため、完全にキャッシュされない可能性があります。
- ページに複数の h1 タグが存在しています。
- 説明が長すぎるか、短すぎます。
- ページにメタ言語情報がありません。
- 確認が必要な Meta Robots タグがページで使用されています。
基本的にGoogleのSEOと似通っていますが、Googeleの指標に合わせてBingも修正しておきたいですね。また、Bingの「SEOアナライザー」という機能でどの部分が修正点として上げているのが、ページソースやウェブページなどで確認することができます。
ちょっと、Googleより修正ではかなり便利です。
使い方
- BingがSEO修正候補を教えてくれる
- BingSEOの修正箇所の詳細も分かる
2-5.インバウンド リンク 重要度4:★★★★☆
Bingが考えるインバウンドリンクとは、被リンク・バックリンクのことを指します。Bingが認識をしている、登録したウェブサイトでのコンテンツがリンク先となっています。データがたまると、ページにリンクしているURLとアンカーテキストが一覧で表示される便利な機能です。
ある程度、Bingウェブマスターツールに登録して期間が立たないと、表示されませんので、定期的にチェックをしておきましょう。アンカーテキストまでわかることから、Google Search Consoleよりもスパムリンクを見つけやすいかもしれません。
使い方
- ウェブサイトのバックリンク(被リンク)を確認するができる
- ページにリンクしているアンカーテキストとURL詳細が確認できる
2-6.クロール情報 重要度4:★★★★☆
Bingbotがクロールできなかったページや、閲覧する際に発生するエラー情報、robots.txtファイルがブロックするアイテム情報、マルウェアが影響を及ぼしている可能性のあるURLなどの警告を確認することができます。確認できる項目は以下の通りです。
- HTTP400-499コードのエラー
- HTTP500-599コードのエラー
- HTTP301コード(恒久的に変更する永久転送)
- HTTP302コード(一時的なリダイレクトコード)
- robots.txtの除外
- DNSエラー
- 接続タイムアウト
上記の項目のエラーが確認することができます。Google Search Consoleでも確認することは可能ですが、Bingウェブマスターツールの方がかなり詳細に確認することができると言えます。
使い方
- Bingbotのクロール時のURLの状態を確認することができる
- URLなどの警告を確認することができる
まとめ
今回は第二章として、Bingウェブマスターツールのレポート&データに関しての使い方を説明していきました。前回の第一章「Bingウェブマスターツールの使い方「自分のサイトの設定」」では基本的な項目だったのに対し、レポート&データに関してはよりBingのSEO対策の項目が多くなっており、ウェブサイトをより良い方向に導けるように指示もしています。
今後Bing検索エンジンの流入は貴重になり、重要になると考えている方は是非、今のうちから対策を行っておく方が得策です。最後までありがとうございました。次は、Bingウェブマスターツールの「診断ツール」に関してまとめますので、参考にしてみてください。
【第二章】Bingウェブマスターツールの使い方「レポート&データ」【保存版】
【第三章】Bingウェブマスターツールの使い方「診断ツール」【保存版】
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